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演劇「発見 ~アポイの夢~」公演のお知らせ

演劇「発見 ~アポイの夢~」公演のお知らせです。ご来場お待ちしております。

2016 年8 月28 日(日) 様似町中央公民館 文化ホール


●昼の部 12:30 開場/ 13:00 開演(学校鑑賞・一般)
●夜の部 17:30 開場/ 18:00 開演(一般)
●入場無料 (入場券、申し込みは特にございません。当日会場にお越しください)

●作/菅村敬次郎

●演出/森  一生

●制作/演劇集団「群'73」 鳥嶋清嗣郎、永井孝佳 (苫小牧市)
●主催・お問い合わせ 様似町教育委員会 電話0146-36-2521

●おことわり:昼の部は様似町内小中学校全校での学校鑑賞のため、一般席は会場後方となりますことをご了承ください。

様似町中央公民館開館40 周年記念事業

●特別企画●
この演劇のモデルとなった元北大生と
作者・菅村氏のトークイベント開催
・日時 8/27(土)午後7 時~
・会場 様似町中央公民館

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1973 年(昭和48 年)、
国内ではアポイ岳周辺のみに生きる高山蝶、
ヒメチャマダラセセリを発見した若者の物語。
自然とは、生命とは・・・

初演から40 年の時を経て、アポイ岳のふもと様似町で上演。

チラシ「発見 ~アポイの夢~」おもて面(PDF)

チラシ「発見 ~アポイの夢~」うら面(PDF)

苫小牧民報で紹介されました

●ヒメチャマダラセセリの発見・現在
 発見は偶然が重なった結果だった。
 1973(昭和48)年、北海道大学理類に入学した鈴木茂は、北大昆虫研究会に
入会した。オサムシに興味を持つようになり、札幌近郊での採集の後、初めての
遠征をアポイ岳に決めた。
 5 月下旬、一人アポイ岳に登った鈴木は、馬の背に入る少し手前で、一頭のセ
セリチョウを発見した。チョウをよく見てみると、どこか感じが違っていたが、
それ以上は気にもとめなかった。
 翌1974(昭和49)年4 月下旬、同じ昆虫研究会の仲間に標本や資料を見せた
ところ、「これは日本でまだ見つかっていないチョウに違いない」と興奮した声
で叫んだ。
 昆虫研究会での話し合いの結果、早急に調査をすすめることとなり、同年5 月
から、会員によって詳細な生態調査が行われた。
 発見は当初公表していなかったが、愛好者の間で噂が広まり、テレビや新聞で
も報道されると乱獲騒ぎも起きたことから、結果的に異例の速さで国の天然記念
物に指定されることとなった。
 近年は、生息地アポイ岳の環境変化により、ヒメチャマダラセセリが減少し、
絶滅が危惧される状況にある。

●演劇「発見 ~アポイの夢~」
 1976(昭和51)年、札幌藻岩高校演劇部が、高文連支部、全道大会で上演し
た作品で、様似町での上演にあたり大幅な改訂を加えた。
 演劇部の顧問で作者の菅村敬次郎は、蝶が大好きな生徒が貸してくれた本の一
冊「北海道の高山蝶 ヒメチャマダラセセリ」に心を打たれ、早速北大に出かけ、
昆虫研究会のサークル室で、発見に携わった会員から話を聞いた。彼らは、蝶の
発見の喜びというよりも、自然との共生の難しさに戸惑っているように思われた。
 夢のチョウと出会った一人の若者と、その仲間を描いた作品。
 若者たちが「発見」したのは...。
 この演劇をご覧になる皆さんは、何を「発見」するでしょうか...。

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